横浜クルーズの思い出

私の携帯電話は、恥ずかしながら未だにガラケーである。
本人はそれを全く恥ずかしいとは思っていないし、十分役立っているので、もう少しこのままでやって行こうと考えている。
それに、懐かしい思い出も私の携帯電話の中にはぎっしりと入っている。
かれこれもう6年も使っているのだが、中にはチビだった頃の子供の動画もたくさんある。
横浜に行った時に、有名なクルーズ船に乗った。船内では、本当に美味しいと思って食べた中華料理と、綺麗な夜景を楽しんだ。
海の上をゆらゆらと進む船から、遠くに七色に光る観覧車が見えた。それのコントラストがまるで童話の中の話しの様で、とても素敵だった。
その時の「キレイ!」と言う子供の声も、携帯電話の中に動画として残っている。
そりゃそうだ。いつも田んぼや畑に囲まれて暮らしているのである。
目立つネオンと言ったらパチンコ店くらいだ。
それが、こんな風に夢のような景色を見せられてしまったら、子供でなくても胸がいっぱいになってしまう。
天気の良い夜だった。
食事も旨かった。
携帯電話を開いては、時々この時の動画を見て楽しむ私。

横浜の夜景を船から眺める

恐らく、世の中にはもっと多くのロマンチックなスポットがたくさんあるのだろう。
行こうと思えばもちろん行けるのだが、その時にちびの子供はもういない。
一丁前に口をきくようになった、背丈もあまり変らない子供が代わりにいる。
だから私は、どうしてもあの時の横浜のクルーズ船の思い出を見たくなってしまうのだ。
「お母ちゃんとってもキレイだね~」カワイイ声をもう一度聞きたくなってしまう。

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