百万ドルの夜景は購入可能であるか?

楽しい中学生時代を送ってきました。
嫌なこともきっとあったのだと思いますが、思い出すことは楽しかったことの方が多いです。
クラスに大変優秀な男の子がいました。
ある日の事、確か社会科だったと思いますが、香港の夜景は「百万ドルの夜景」だと先生から教えて頂きました。
そのくらい、高価な価値がある素晴らしい夜景なのだと私は認識しました。
買うことができない素晴らしいビュー。
それほどまで美しいものであるならば、いつか自分の目で見たいと、私はそうも思いました。
ところがそんな時、あの優秀な同級生が言い出したのです。
何やらかちゃかちゃと計算をして算出。
その結果、かなりのお金持ちであれば、香港の夜景は買えると答えたのです。
当時、一ドルが一体どれくらいの価値があったのか覚えてはいないのですが、彼はちゃんとそれも知っており、見事に価格をはじき出しました。
それを見ると、確かに一般庶民では手が届く額ではありませんが、どこかの会社の社長であれば購入ができないこともないようです。
「買えるじゃん!」
こんな時、先生は大変だなと思いました。
優秀な生徒は、何でもはいそうですかとは受け入れません。
ちゃんと自分で納得しなければ、それを正しいとはしない。
そんなところも、私とは違うなと思ったものです。
買える夜景と聞いて、私も少しがっかりしました。
それなら無理して見ることもないかなと思いました。
しかし、その数年後決定的な出会いによって、絶対に香港に行きたい!できれば暮らしたいと思うようになります。
そして、もちろん自分の目で確認することになるのです。

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