洋菓子店の店長にご褒美を

私が働いている職場は洋菓子店。

小さな町の洋菓子店で、もともとはそこにあった別の洋菓子店で修業をしていたオーナーがその場所を以前のオーナーから買い取って御店を開いたそうです。

とても頑張り屋の女性で、OLとして働きながらパティシエの勉強を続けていたと言います。

独身の彼女は、週に1度しかない休みも両親と共に過ごしたりして、連休を取ることもないので旅行にも何年も行ったことがないそうです。

もちろんパティシエとして働いているのはオーナーだけではありません。

若い子がいっしょに働いていますが、なかなか彼女が納得に行くように仕事をすすめてくれないので、一度は若い子に1日任せて自分はお休みをとることも考えていたのですが、結局はできませんでした。

きっとオーナーが完璧主義者で、自分が思ったとおりでないと任せられないということもあったのでしょう。

けれども、もしも今よりもっと収入に余裕ができたら、もうすこし若い子を雇って信頼できる人を育てたいとも思っているみたいです。

そんなお店は町では評判で固定客が多いのですが、それでは売り上げが上がることはありません。

そんな話を聞いて、同じビルの別のお店のオーナーが自分が宝くじに当たったら半分あげるからゆっくり休むようにと話していました。

そう、誰がみても疲れた顔をしているので心配したのでしょう。

きっと真面目な性格なので宝くじを買うことも自分では考えないと思いますが、そんな風に頑張るオーナーにもご褒美が有ればいいのにと思います。

その意味では宝くじを当ったらプレゼントすると言ってくれる人こそがご褒美なのかもしれません。

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